2026/05/28
【イライラが「なるほど!」に変わるヒント】
もうすぐ6月。子どもが荒れやすい季節?
「わがまま」に見える行動の裏にある、4つの理由
しつけのせいじゃない!科学の視点でおうちのイライラを解消
こんにちは。ハッピーファウンテン代表の小泉です。
5月も終盤になり、カレンダーをめくればもうすぐ6月ですね。
この時期、発達障がいの特性やグレーゾーンの傾向があるお子さんをお持ちのママから、こんな切実なお悩みがよく届きます。
「新学期の緊張の糸が切れたのか、急に癇癪(かんしゃく)が増えた」
「雨の日が増えて外で発散できず、家の中で暴れて指示がまったく通らない」
「何度注意しても、わざと困らせるような行動を繰り返す…」
ただでさえジメジメして頭痛がしそうな季節なのに、朝から晩まで「ダメって言ったでしょ!」と怒鳴り続ける毎日は、本当に心がすり減ってしまいますよね。
でも、どうかご自身を責めないでください。お子さんが言うことを聞かないのは、ママのしつけのせいでも、お子さんの性格がひねくれているからでもありません。
実は、子どもたちの「困った行動」には、必ず言葉にできない理由(ワケ)が隠されています。
【科学で見抜く】
子どもの困った行動を紐解く「4つの理由」
私たちプロの支援現場(応用行動分析学:ABA)では、子どものすべての行動の理由を、大きく4つのタイプに分類して考えます。
おうちのお子さんの行動がどれに当てはまるか、ちょっと想像しながら読んでみてくださいね。
① 「ねえ、こっち向いて!」(関心・注目)
ママが下の子の面倒を見ている時や、スマホで連絡を返している時に限って、大声を出す、おもちゃを投げる……。
これは「怒られてでもいいから、ママの注目を引きたい!」というサイン。叱ることで、子どもにとっては「大好きなママがこっちを向いてくれた(大成功!)」となり、行動がエスカレートすることがあります。
② 「今はそれをやりたくない!」(逃避・回避)
「お片付けして」「宿題やろう」と言った途端に、急に寝転がってグズり出す、トイレにこもる……。
これは単純なサボりではなく、「やり方が分からなくて不安」「今の遊びを中断するのがツラい」という気持ちの裏返し。嫌な状況から逃げるための作戦です。
③ 「あれが欲しい!これがしたい!」(要求・獲得)
スーパーの床にひっくり返ってギャン泣きする、YouTubeを消されて怒り狂う……。
「自分の欲しいものや、やりたいことを絶対に手に入れたい!」という強い目的があります。ここで大人が根負けして「分かったから泣き止んで!」とお菓子を渡してしまうと、子どもは「泣けば手に入るんだ」と学習してしまいます。
④ 「なんだかスッキリする・不快だな」(感覚)
理由もなく体をゆらゆら揺らす、耳をふさぐ、特定のものを触り続ける……。
誰かにかまってほしいわけではなく、自分の体の感覚を満たそうとしたり(心地よさ)、逆に雨の日の気圧や不快な刺激を和らげようとしたりしている状態です。
【今日からできる対応】理由が分かれば、声かけが変わる
子どもの行動の理由がこの4つのどれか分かると、大人のイライラは「あ、今は①(注目)のパターンね」と、一歩引いて冷静に見られるようになります。
例えば、②の「お片付けからの逃避」なら、頭ごなしに怒るのではなく、「おもちゃを箱にポイするのと、棚に並べるの、どっちからやる?」と、絵カードで見せたり選択肢にしてハードルを下げてあげる(環境調整)のが効果的です。
このように、子どもの行動を責めるのではなく、その裏にある「ワケ」に合わせた適切なアプローチをしていくのが、ハッピーファウンテンが大切にしている子育てのコツです。
「理屈はわかるけど、うちの子のこの行動はどれに当てはまるの?」
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