2026/07/29
こんにちは。ハッピーファウンテンです。
昨日2026年7月28日、熊本市を震源とする大きな地震が発生しました。被災された地域の皆様、そして今もなお不安な時間を過ごされている皆様に、心よりお見舞い申し上げます。余震への不安やニュースの映像などを見聞きするだけで、心身に大きな緊張が走っていることと思います。
そんな緊張と不安が広がる中、もしお子さんが「急にしがみついて離れない」「いつも以上に大きな声や物音に怯える」「パニックを起こして激しく泣き叫ぶ」「反対に、言葉を失ったようにフリーズしてしまう」といったことがあるかもしれません。
発達特性のあるお子さんは、予期せぬ大きな災害や緊迫した空気感を、大人以上に身体の深部で敏感に感じ取り、脳が極度のパニック(キャパシティオーバー)を起こしています。今日は、このような不安な状況の中で、発達特性のあるお子さんとご家族の心身を守るためのヒントをお伝えします。
【大きな地震が引き起こす】
脳と神経の「過剰防衛モード」
突然の地震やそれに伴う非日常の空気は、私たちの心身に計り知れないストレスを与えます。特に変化や刺激に敏感な発達特性のあるお子さんの場合、その影響がダイレクトに情緒の乱れとなって現れます。
・「危機センサー」の暴走と恐怖心
災害のショックや揺れの記憶によって、脳の危機管理センサーが常に「危険が迫っている」という警戒状態(戦闘・逃走モード)から抜け出せなくなります。そのため、些細な揺れや物音だけで激しい恐怖心やパニックが引き起こされてしまいます。
・「情報の混乱」によるフリーズ状態
テレビや周囲から入ってくる災害に関するニュースやピリピリした大人たちの空気感は、言葉の背景を読み取るのが苦手なお子さんにとって大きな負担となります。状況がうまく飲み込めず、心がキャパシティを超えてしまい、動けなくなってしまうのです。
【今すぐできる】
安心を取り戻すための「心のファーストエイド」3ステップ
不安なときこそ、まずは理屈抜きで「お子さんの五感と心を安心させること」を最優先にしてみてください。
- 【その1】災害ニュースや情報から目をそらす(情報遮断)
不安をあおるテレビの地震速報や映像は、過敏なお子さんの脳にとって大きな刺激になります。テレビを消し、静かで穏やかな音楽をかけるなどして、不安を刺激する情報を部屋に入れない工夫をしましょう。 - 【その2】「安全な秘密基地」を作って身体を落ち着かせる
お部屋の中に小さなテントや布団、段ボールなどで「ここに入れば絶対に大丈夫」と言える薄暗く囲まれた空間を作ってあげてください。狭い空間や覆われた場所に入ることで、揺れへの恐怖で高ぶった神経が和らぎやすくなります。 - 【その3】スキンシップや重みで「安心感」を伝える
不安で不安定になっているときは、言葉で言い聞かせるよりも、ギュッと優しく抱きしめたり、少し重みのあるタオルケットをかけて身体を包み込んだりすることが効果的です。身体の境界線を感じることで、心の動揺がスッと鎮まります。
大きな地震の直後だからこそ、お子さんが不安定になるのはごく自然な防衛反応です。どうか「こんな時に手がかかって」とご自身を責めないでくださいね。
お子さんの激しい不安定さは、「怖いよ、守って」という懸命なSOSのサインです。大人が安心できる環境を少し作ってあげるだけで、お子さんの心は少しずつ落ち着きを取り戻していきます。
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